カレリヤ音楽劇場便り 藤室真央さんより
カレリヤ共和国音楽劇場でソリストとして踊っている藤室真央さんからお便りを頂いたので、ご紹介します!
真央さんは小さい頃から奈良国際バレエ工房のワークショップやコンクールに毎年参加し、
ワガノワバレエ学校短期留学で現地を訪れた際、グリバーノワ先生に声をかけて頂き、長期留学することとなりました。
現在バレエ団3年目になります。
大変ご無沙汰しておりますが、皆さまお元気ですか?私は6月の下旬に日本に帰国し、夏休みを楽しんでいるところです。
今年の春頃に、とてもお世話になった奈良国際バレエ工房がなくなってしまったというお話が耳に入り淋しい気持ちになりましたが、JIBAとしてまた新しい出発をされたとのこと、とても嬉しく思います。おめでとうございます!改めまして、よろしくお願いします。
ワガノワ時代から始まった私のロシア生活も次のシーズンで7年目となります。
私自身、新しい環境に慣れるのが苦手でなかなか実力を発揮できないタイプですが、バレエ団に入団して3年目の今は、とても楽しく毎日が充実しています。
これまでのシーズンではミルタ、金平糖の精、ドン・キホーテよりメルセデス、花売り娘(友人)、森の女王、ファンダンゴソリストetc...を踊りました。そして来シーズンはオデットとメドゥーラを踊る予定です。
先生方は私にたくさんのチャンスを下さるので、その責任の重さにプレッシャーを感じることもありますが、先輩や同期に助けられながらも頑張っています。バレエ団の団員は先生も含めてみんな真面目で熱心で、ある意味日本人的な考え方を持っている方が多いので、自分もいつまでも学ぶ姿勢を忘れずに真面目に頑張ろうという気持ちになれます。また新しい役のデビューの時は先輩方が親身になってアドバイスをくれたりととても恵まれた環境だと感謝しています。もちろん辛いことや理不尽なこともありますが、私はこのバレエ団が好きで、入団できて良かったなと思います!
最後になりましたが、鈴木さんをはじめ元奈良国際バレエ工房の皆様にたくさん助けていただいたからこそ、今の自分があります。本当にありがとうございました。
また、これからのJIBAの更なる発展、ご活躍をお祈りしています。
藤室真央
バレエ団の先輩方が優しく接してくださるのは、真央さんがいつも頑張っているからでしょうね!
次のシーズンの大役も決まっているとのこと、おめでとう。
これからの活躍も楽しみですし、様々なキャラクターを踊る真央さんを見てみたいです。
日本で少し休んで、また新シーズンで新しい真央さんの魅力を発揮してください!